婦人科

経口避妊薬(ピル)

継続的に服用することで排卵を抑制

▶ 避妊

経口避妊薬(oral contraceptive以下OC)は、極力ホルモン含有量を抑えて副作用を軽減した低用量ピルで、継続的に飲むことで排卵を抑制します。
ピル避妊法のよい点は、避妊効果が高く、女性自身が行えることです。やめれば排卵が回復して自然な月経周期にもどり、妊娠が可能になります。また、生理が軽くなったりニキビが減るなど、避妊効果以外の好ましい作用もあります。
メリットとデメリットは、飲む人の年齢や健康状態、ライフスタイルなどにより異なりますので、お気軽にご相談ください。

▶ 避妊以外

低用量ピルは、月経に伴う不快感が少なくなるため、避妊以外にも、月経調整、月経痛や月経過多、PMS、ニキビの治療に使用されている例も多くあります。また、子宮内膜症や子宮筋腫の治療にも効果を発揮します。

【服用について】

低用量ピルは1日1回1錠を大体同じ時間に飲みます。最初は月経の1日目からのみ始め、その後は医師の指示通りに継続して下さい。薬は2日以上飲み忘れると効果がなくなりますので、一度月経を待ってまた新しいシートから始めます。飲み忘れずにきっちり飲むとシートの最後の週に月経が規則的に来るようになります。
月経による不快症状を緩和し、仕事もプライベートも充実した日々を送ることに役立ちます。

【薬の副作用について】

ときおり不正出血や胃の不調などをきたす場合もあります。個人差はありますが、徐々に落ち着くことが大半です。血栓症と乳がんの既往がある方は内服を控えます。 持病がありご心配な方は医師にご相談下さい。

【喫煙者の方へ・・・】

喫煙量と年齢にもよりますが、喫煙している方がOC(ピル)を服用すると血栓症にかかる危険性が高まるという報告もありますので、服用を希望される方はご相談ください。 

婦人科

  1. 月経困難症

    月経困難症

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  2. 子宮・卵巣の病気

    子宮・卵巣の病気

    子宮・卵巣の病気には、良性疾患、悪性疾患があります。それぞれの主な病気や症状について解説しています。

  3. 経口避妊薬(ピル)

    経口避妊薬(ピル)

    経口避妊薬は、副作用を軽減した低用量ピルで、継続的に飲むことで排卵を抑制します。

  4. 月経不順

    月経不順

    月経不順と一言でいっても、月経期間の長さ、周期の長さなど、悩みの内容も原因もさまざまです。 基礎体温をつけると、治療の必要性が分かります。

  5. 月経の悩み

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    毎月の月経は妊娠するための準備。しかし、この月経が原因のトラブルに悩む女性が増えています。

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    月経量異常といわれる「月経過多」と「月経過少」について解説しています。

  7. 不正出血

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  8. 月経移動

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    「旅行や結婚式など大切な予定と月経の予定日が重なるので周期をずらしたい」そんな時はホルモン剤(ピル)の服用により月経移動が可能です。

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  10. 更年期外来

    更年期外来

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  11. 不妊相談

    不妊相談

    もしかして不妊症かも・・・? 一人で悩まずにご相談下さい。原因究明や対応方法等ご相談に応じます。

  12. 子宮頸がん検査・HPVワクチン

    子宮頸がん検査・HPVワクチン

    子宮頚がんの発症には発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)感染が深く関与していることが明らかにされています。

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